茨城空港について

茨城空港について

茨城空港について

茨城空港という空港をみなさんはご存じでしょうか。

どちらかというと知らないという人のほうが多いと思います。それもそのはず、茨城空港はまだ開港していない空港だからです。

茨城空港は2010年3月に開港予定の空港です。

茨城県民にとって便利な空港ができるという事で喜ばれると思いますが、実際には全面的に歓迎できるムードとは言い難い状態です。

地元に空港ができるという事は、それだけ交通の便が良くなるから喜ぶべきなのではと思われる方もいると思います。しかし茨城空港からそう遠くない距離に成田空港がある現状、無理して開港する事はないのではという意見もあるのです。

空港ができたおかげで観光客が増えるという事には様々なメリットもありますが、その反面成功できなかった場合のデメリットもあります。そういった観点からみると諸手をあげての歓迎は難しいという状態なのです。

さらに茨城空港による観光の流入ばかりに注目する人がいますが、同時に茨城県からの観光客の流失という事がある事を忘れてはいけません。

飛行場から入る人もいれば、飛行場から出る人もいるわけです。今まで茨城県の施設、店舗を利用していた人が、茨城県外でお金を使うようになるのです。

さらに茨城空港はその他にも大きな問題が1つあります。それは現在も国内便の就航予定が無いという事なのです。

せっかく空港ができるのになぜなのかと思われる方もいると思います。

しかし航空会社も慈善事業で事業を行っているわけではありません。収益の見込みが無いのに就航する必要が無いのです。

もちろん利用客が全く見込めないというわけではありませんが、成田や羽田に比べるとどうしても見劣りしてしまいます。そこに就航する必要性があるかどうかを理解してもらうか、これが茨城空港の今後の課題なのではないでしょうか。

茨城県民が払った税金で、恩恵を受けるのは、茨城県民でしょうか?就航先の韓国人なのでしょうか?